アヒルネ

全く為にならない文章の数々です。

いつの間にか加入していたAmazon Primeが、おれに友情の大切さを教えてくれた

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こんにちは。

あの、先日気付いたんですけど。

 

 

「何故か、知らぬ間に、意図せず、月額400円のAmazon Primeなるものに加入していた」という驚愕の事実に気が付きました。

 


いや。ちょまて。と。

うおい、聞いてねえぞ。と。

そんなの加入した覚え、なくね? と。

おれはいつから月額400円もの莫大な資金を搾取され続けていたのだ? と。

 

とにかくアレです、おいAmazonふざけんなおい詐欺おい詐欺訴訟おい訴訟ケーサツ呼ぶぞおいいおい。と思いました。

 

 

 

しかし、改めてよくよく会員特典を見てみると、その中に一際輝く、Prime Videoなる映画アニメその他ドラマなどなど見放題サービスがありました。

 

 


むむ?♡と思い、仕方ない折角だしちょいと覗いてやるか的な、控えめなノリで、チラ見しました。

 


するとどうでしょう。現在金色のガッシュベルというアニメをノリノリで延々と視聴させて頂いております。ありがとうございます。はい。Amazon Prime最高ですわ。通販の送料も無料になるし。これで月額400円? いや。やっす。

 

 

というわけで12月、金色のガッシュベルを見るのに忙しすぎてマジで多忙を極めています。一切クリスマスとか言ってる場合じゃない。ほんと。もはやワタクシのことは「リア充」と呼んで頂いていいと思う。

 

 

 

 

 


金色ガッシュベルというのはおれが小学校入りたてくらいの頃どハマりしていた王道バトルアニメ。名作ですわ。完全に。不朽の。


しかも第一話から。第一話からフルスロットルで名作ですわ。トップギアで傑作まっしぐら。

 

 

第一話のあらすじはこうです。

 

頭脳が尋常じゃなく明晰すぎてイジメに合う主人公・清麿(きよまろ)。そのせいで次第に性格は荒んで行き、ついには学校にも行かなくなる。


その現状を打破すべく、突如清麿の前に現れる不思議な少年ガッシュ・ベルガッシュは清麿に友達を作るため、学校で奮闘する。

 

 


ガッシュは、清麿が、学校で悪さをする不良を倒せば、周囲からの清麿のイメージは一新され、清麿は人気者になれると考えた。


しかし、当然難色を示す清麿。自分は後で行くから、と嘘を付き、ガッシュを一人不良の元へ向かわせる。

 

 


無垢なガッシュは一人屋上へ向かう。


そこに現れるマウンテンゴリラの如き不良・金山

 

6歳児ほどの体格を有するガッシュ。清麿が来ると信じ、金山に立ち向かうも、当然まるで歯が立たない。

 

 

 


そして一方、清麿はせいせいしたと言いつつも、心のどこか隅の方に残されていた優しさから、屋上に様子を見に来てしまう。

 

そこには満身創痍で目も当てられない、全身傷だらけのガッシュ

 

しかしガッシュは、一向に逃げようとはしていなかった。

 

清麿は動揺する。


何故、逃げないのか? 


天才と呼ばれ、神童と謳われ、どんな問題でも一瞬で解けてしまう清麿の頭を、答えの出ない疑問が駆け巡る。

 

逃げろ。はやく騙されたと気付け。

 

しかし、その思いとは裏腹に、清麿が来ればお前など一捻りだ、と頑なに逃げようとしないガッシュ


そんなガッシュを見て、金山はこう言う。

 


「あいつはなあ、自分が一番、自分以外は全てクズだと思ってんだよおお。

 

お前のことも所詮、バカでクズな厄介ものとしか見てねえんだァあ。


あいつには友達なんていねえ。

 

学校になんざ一生来なくていいんだ。

 

来て欲しいと思ってる奴なんざ、一人もいねえんだよお!!!!」

 

 


そう言い終わる瞬間だった。

 

 

 

「黙れ!!!」

 


ガッシュの言葉が、金山の演説を切り裂いた。


歴然の体格差をもろともせず、ガッシュの、力強いその言葉は、一瞬ではあるが金山を圧倒したようにさえ見えた。


そしてこう言い放つ。

 

 

「お前に清麿の何が分かる!!

 


清麿は好きで天才になったんじゃないんだぞ!!

 


清麿の父上が言ってたぞ!

 


小学生までは普通に友達と遊んでたって!!

 


中学になって、だんだん友達が清麿の頭の良さを妬み始めたって!!

 


清麿が変わったんじゃない!!

 


清麿を見る友達の目が変わったんだ!!

 


清麿が実際何をした!!?

 


今日、学校に来た清麿が何をした!!?

 


お前の様に誰かを傷つけたか!!?

 


お前みたいに弱い者から金を奪ったか!!?

 

 

学校に来なくていいのはお前の方だ!!でくの坊!!!

 


これ以上、私の友達を侮辱してみろ!!

 


その口、切り裂いてくれるぞ!!!!

 

 

 

 

咆哮だった。

 

 

 

心の叫び。魂の解放。

 

 

 

友達。

 


それは信じ合うこと。信頼を分かち合う存在。

 

 

 

 

 

陰で聞いていた清麿は、涙していた。

 


本当は。


自分にも嘘を付いて。正当化して。それらしい理由を並べて。


我慢していただけ。


おれも、おれも友達が欲しい。

 

 

 

胸のうちで押し殺していた思いが溢れ、ただ、涙。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


そして。

 

ガッシュは、こう続けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

清麿が今来ないのは、

 

ウンコをしているからだ!!!!

 

きっと、、きっと、アナコンダよりも太く、!


金魚のフンよりも切れが悪い、最悪のやつだ!!!、!!!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いい話ですね。

 

 

そう、最初にした、Amazon Primeに知らぬ間に加入されてた話も同じ。


Amazon Primeが悪かったんじゃない。


Amazon Primeを見るおれの目が悪かったんだ。

 

信じる。


おれ、信じるよ。Amazon Primeのこと。

 

友達になろう、Amazon Prime

 

 

 

 

 

 

 


という訳で私はこれから大いなる密林へと旅立ちますが、私のことを見る目が変わらないようよろしくお願い致します。

では。